住宅や橋梁補修の現場で欠かせないバックアップ材。
しかし、購入したサイズが施工箇所に合わなくて、現場で加工したいと感じる作業者が多くいます。
この記事では、バックアップ材は現場で加工できるのか、実際に加工してみた動画を紹介します。
バックアップ材は現場で加工できる?

バックアップ材は、現場で加工できます。
ただし、バックアップ材は柔らかく、弾力もあるため、正確にキレイに加工するのは難しいです。
ミリ単位の加工ではなく、おおよそのサイズに加工が可能だと思っておきましょう。
バックアップ材の加工に必要な道具
バックアップ材を加工するには、切れ味の良いカッター、もしくはハサミが必要です。
電熱カッターは正確に線を引くのが難しいため、バックアップ材の加工には向いていません。
また、ハサミよりも、床などに固定して加工できるカッターの方がキレイに仕上がります。
新品の刃に交換して、切れ味の良いものを使ってください。
バックアップ材を実際に加工してみた
ここでは、バックアップ材に使用されている、「ポリエチレンフォーム」「ゴムスポンジ」「ウレタンNo.1」を加工してみます。
ポリエチレンフォーム
まずは、バックアップ材で使用されることの多い、ポリエチレンフォームをカットしてみます。ポリエチレンフォームは水泳のビート板に使用される素材で、止水性と耐候性があります。
10mm厚のポリエチレンフォームであれば、問題なくカットできました。
ただ、ポリエチレンフォームはいろいろな素材があり、素材により硬さが異なるため、動画よりももう少しカットしづらいものもあります。
ポリエチレンフォームをハサミでカットした場合は、以下の動画です。
カッターで加工するよりも、少し断面が粗くなります。
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ゴムスポンジ
ゴムスポンジはポリエチレンフォームと同じく、止水性と耐候性があり、さらに柔軟性があります。柔軟性があるため、多少の凹凸にもフィットするため、施工場所を選びません。
ゴムスポンジも問題なくカットできますが、ポリエチレンフォームよりは反発力があるため、多少の切りにくさがあります。
ハサミの場合でもポリエチレンフォームと同じようにカットできますが、カッターの方が断面がキレイに仕上がります。
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ウレタンNo.1
最後に加工するのは、橋梁用のバックアップ材に使用されるウレタンNo.1です。
橋梁用のバックアップ材は大きなサイズが一般的ですが、ここでは、小さなサイズを加工しています。大きなサイズとは加工の可否が異なるので、あくまで参考としてください。
カットは可能ですが、ポリエチレンフォームやゴムスポンジよりも柔らかく変形していまいます。サイズのズレが発生しやすいので注意しましょう。
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バックアップ材スポンジホームセンターでできる加工

バックアップ材スポンジホームセンターでは、カスタムサイズへの加工や粘着加工が可能です。
カスタムサイズに加工
バックアップ材スポンジホームセンターでは、現場で必要なサイズに合わせて、ミリ単位で加工できます。(*若干の誤差が発生します)
市販のバックアップ材では対応できないサイズの場合は、お問い合わせください。
粘着加工
バックアップ材の片面に粘着(両面テープ)を付けられます。施工箇所への固定が簡単になり、作業がスムーズに進みます。
バックアップ材の購入ページから、粘着の有無を選んで購入してください。
まとめ
バックアップ材は、現場で加工が可能です。
ただし、バックアップ材は弾力があり、カットしづらいため、正確なサイズへの加工は難しいです。
バックアップ材スポンジホームセンターでは、カスタムサイズへのカットや粘着加工ができます。
バックアップ材の素材選びやサイズでお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。